3/13こども夢講座「きみの未来は無限大～南極編～」を開催

この度、子どもたちに普段見聞きしない職業や体験等のお話を通じて、明るい将来の夢をもってもらおうと、こども夢講座を開催しました

●日時：2021年3月13日（土）14：00～16：00

●実施形態：Zoomを使ってのオンライン配信方式

●参加者：32組の小学生の子どもを含むご家族

今回は南極編で、前半は明石市立天文科学館の井上館長を講師に迎え、オリジナルの日時計キットを子どもたちと一緒に組み立てたり、日本と逆回りする日時計の不思議について動画等を使ってお話いただきました。

日時計の仕組みを始めて知る子どもや、日本とは逆に影が動く様子を知った子どもたちは大変驚いていました

後半は、第５６次日本南極地域観測隊に教員枠で同行され、現在は和坂小学校の図工の先生をされている河合先生にバトンタッチし、南極の偉大さや神秘的な様子について事前に参加者から集めた質問に答えながら、写真や動画を使ってお話いただきました。

1年中嵐が吹き荒れる海を1か月近くもかけて越える様子や、近づくにつれて登場する可愛らしいペンギンやアザラシ、富士山よりも大きい南極の氷山、現地で働く人々のお話などはどれも初めて聞くもので、大変刺激的でした

河合先生は基地の増設や観測の忙しい日々を過ごす中で、ご自身で作られ、持ち込まれた日時計を使って一日中太陽が沈まない「白夜」の様子を観測されたり、南極にあふれるいろいろな色の様子を撮影され、約5,000枚の写真を使ったフォトモザイクを作成されたそうです。

講座の終わりには、南極へ行く夢を持ったきっかけに触れ、「夢と出会うこと」「自分でできること」「仲間のちから」の大切さについて教えていただきました。

また、事前に参加者宅へ発送した、本物の南極の氷を使った簡単な実験をしました。何千万年も前の空気が含まれた氷が水に溶けるにつれて出る「音」は大変神秘的でした。

南極の氷を使った実験を含め、南極で出会った様々な動物たちや青い氷、オーロラといった河合先生の貴重なお話に、子どもだけではなく、一保護者の方も一緒に驚かれ、楽しんでいました。

今後もこのような講座を通して、あかしこども財団は子どもたちの夢を応援いたしますので、ぜひご参加ください